弟

query_builder 2022/12/15
ブログ

私は会社の代表と組合の事務局長という二つの立場がある。

このところ組合の委託事業が忙しくなかなか会社の仕事に携われていない。

しかし私には弟がいて彼が現場を仕切ってくれているので何とかなっている。

その彼と電話で言い合いになる。

彼はいろいろ言いたいことが言えず我慢していると言う。

それは当たり前で社会人なら仕方がないことだと思った。

ただこうやって我慢していることを私に分かってほしいと訴えてきた。

それを聞いて私は胸が熱くなった。

そうなのだ。

彼のことを理解できるのは私だけなのだ。

それなのに社会人としての常識を当てはめて終わらそうとしたのだ。

彼が現場を仕切っているから会社が成り立っているようなものなのに。

そんな彼の現場での辛さや悔しさを理解しようとしなかったのだ。

恥ずかしさと情けなさで思わず泣いてしまった。

そして泣きながら謝った。

手伝えなくてごめん。

今どうしても組合の仕事から手が離せなくて。

お前にばっかり現場任せちゃって本当にごめん。

電話の向こうで慌てている弟。

そんなつもりじゃなかった。

ただ分かって欲しかったんだ。

そう聞いて、分かってるよ。辛い思いさせて悪かったね。と返す。

兄貴のおかげで仕事が増えているのは分かっているからさ。

だけど言いたいこと言えずにいる俺のことも分かって欲しかったんだ。

お前のおかげで現場が成り立っていることに感謝してる。

そう言ってもらえると助かる。

子供達と仲良くやってる?

おかげ様で楽しく過ごしてるよ。

そうか。俺はそれだけでやっていけるからさ。

この言葉にまた泣かされました。

私には最高の弟がいます。




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